この記事では
- 電験三種がどんな資格かなんとなく知りたい
- 試験はどんな内容なの?
- 資格を取ると何ができるの?
という人のために、電験三種を取得した僕が
- 資格を取るとできること
- 資格を取る方法
- 試験の内容と難易度
をできるだけわかりやすく紹介します。
この記事を読むと、電験三種の内容がざっくりとわかります
資格の勉強でやってはいけないことが知りたい人はこちらもどうぞ▼
第三種電気主任技術者試験の略
電験三種の正式名称は『第三種電気主任技術者』、もしくは『第三種電気主任技術者試験』です。
試験に合格するともらえる専用の封筒にも「電験三種」と書いてあるので、電気技術者試験センター公認の略称です。
電気系の国家資格試験を行っているところです。
一体どんな資格なのか、ざっくり解説していきます。
大きな電気を使う設備の安全を守ることができる
電験三種は国の偉い人が交付する国家資格です。
資格を取ると発電所や工場、ビルなどの『大きな電気を使う電気設備の管理や監督』ができるようになります。
具体的には、5万ボルトまでの電気設備を扱うことができます。
普段僕たちが家でコンセントを差して使っている電気は100ボルトなので、その500倍の電気を使う設備を扱う電気主任技術者は、まさに電気のスペシャリストと言えます。
世の中の電気が安全に使えるのは、「電気主任技術者」や「電気工事士」その他の電気に関わるたくさんの人がいるからです。
資格は試験合格か認定で取れる
電験三種を取るには
- 資格試験に合格する
- 認定校を卒業し、実務経験を積む
の2つの方法があります。
多くの人が試験合格で取るため、この記事では試験についてざっくり解説していきます。
年2回の試験で3年以内に四天王を倒すと合格
資格試験の内容は
- 3年以内に四天王を倒すと合格
- 誰でも受験できる
- 試験は年2回
- 理数系の難関資格
- 2023年から易しくなった
こんな感じです。
それぞれかる~く解説していきます。
3年以内に四天王を倒すと合格
試験は『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目を、それぞれ100点満点中60点以上取れば合格です。
言い換えると、四天王にそれぞれ60ダメージを与えると全クリです。
ただし、試験が終わるとライフポイントを全回復されるので、1回の試験で60ダメージ与える必要があります。
1度倒した科目は3年間復活しない科目合格制度があるので、3年以内に4科目全てに合格すると資格を取得できます。
誰でも受験できる
これはそのままです。
何歳でも学校に行ってなくても、どんな仕事をしていても誰でも受験できます。
試験は年2回
試験は毎年、夏と冬に1回ずつ受けられます。
申し込みは大体試験の2か月前ぐらいなので、受ける人は注意が必要です。
理数系の難関資格
試験の問題は計算問題メインの理数系で、合格率は約10%です。
中学生で習うオームの法則をたくさん使います。
目安の勉強時間はおよそ1000時間と言われています。
僕はトータル1083時間の勉強時間で合格できました
計算苦手な人は無理そう・・・
と思われるかもしれませんが、僕は「低学歴」「文系」でも合格できました。
文系でも合格できるポイントが知りたい人はこちらもどうぞ▼
2023年から易しくなった
2023年夏から、試験の難易度がとても易しくなりました。
その要因の1つが、パソコンで受験するCBT方式が加わって、試験問題の9割ぐらいが過去問から出題されるようになったことです。
今までは過去問が1問も出ないことが、難関と言われる理由の1つでした。
2023年夏の試験は僕も受験しましたが、体感では難易度は今までの半分ぐらいになったのではないかと思います。
これから先も過去問が出題されるかはわかりませんが、その可能性はとても高いです。
資格の需要も高まっている今が受験のチャンスだと思います。
電験三種合格後のメリットが知りたい人はこちらもどうぞ▼
まとめ
電験三種は
- 第三種電気主任技術者試験の略
- 大きな電気を使う設備の安全を守ることができる
- 試験合格か認定で取れる
- 年2回の試験で、四天王を倒すと合格
- 「誰でも受けられる」理数系の難関資格
- 2023年から試験が易しくなった
少しでも参考になれば幸いです。
僕が実際に行った勉強方法などは、こちらで紹介しています▼
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