【電験三種】合格体験談②【勉強方法】

電験三種
この記事を書いた人
てこら

1992年生まれの社会人

低学歴で働きながら独学で難関国家資格を取得

『資格を取って今より人生を豊かにしたい人』の力になる為にこのブログを作りました。

保有資格→電験三種・電工二種・危険物乙四・他

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この記事は、電験三種合格体験談の後編です。

・受験回数
・合格までの勉強方法
・使用した参考書&過去問集

を紹介します。

前編から読みたい人はこちらからどうぞ▼

受験回数

受験回数は全部で4回

・1回目 合格科目なし
・2回目 『電力』合格
・3回目 『理論』『機械』合格
・4回目 『法規』合格

という結果でした。

それぞれ感じたことなど、簡単に紹介します。

洗礼を受けた1回目

1回目の受験は『理論』を300時間ぐらい勉強して1科目のみ合格を狙いにいきましたが、手も足も出ず見事に散りました。

採点すらしてませんが、おそらく20点ぐらいしか取れずとても悔しかったです。

周りの人にもたくさん言い訳をしてしまい、苦い記憶だけが残っています。

言い訳をやめるきっかけになった2回目

1年後に2回目の受験で、トータル勉強時間は

『理論』380時間

『電力』207時間

『機械』100時間

『法規』50時間

ぐらいだったと思います。

この時は『理論』『電力』の合格を狙い、『電力』は割と高得点で合格できて素直に嬉しかったです。

ただ、この試験で『理論』が運ではなく完全に力不足で取れなかったことを自覚して、自分に言い訳をしていたことを深く反省しました。

今回で終わらすと望んだ3回目

さらに半年後に3回目の受験でトータル

『理論』433時間

『機械』224時間

『法規』130時間

ぐらいの勉強時間で初めて全科目合格を狙って、『法規』以外は合格できました。

「今回で勉強終わらすんだ」という気持ちで受験したので『法規』を落としたのは悔しかったですが、苦労した『理論』と『機械』が合格できたのでこの時点で、張りつめていた気持ちはかなり楽になりました。

一生忘れることはないだろう4回目

そして半年後4回目の受験でトータル

『法規』179時間

の勉強時間で『法規』も合格し、無事4科目合格となりました。

4回目の受験は結果を待たなくても合格を確信できる出来だったので、試験が終わった直後に

「やっと合格できて嬉しい」
「長いこと頑張った」
「明日から勉強しなくていいのか」
「疲れた」

などなど、色んな感情が交差して真夏なのに鳥肌が止まらなかったことは、忘れられない記憶になりました。

合格までの勉強方法

勉強の流れはおおまかに

①『数学』
②『理論』
③『電力』
④『機械』
⑤『法規』

の順番です。

『理論』『電力』『機械』は、ほぼ同じ勉強方法なので

・『数学』
・『理論』『電力』『機械』
・『法規』

の3つに分けてそれぞれ紹介していきます。

『数学』の勉強方法

僕は低学歴・文系で、分数もよくわからなかったので最初に算数の勉強から始めました。

勉強方法は

・Youtube
・参考書

の2つです。

今の時代はYoutubeで誰でも無料で授業を受けられるというのが一昔前と変わった点ですね。

僕が特にお世話になったYoutuberは

はいち 様

はいち先生は、僕が学生だった頃に授業を受けたどの先生よりも分かりやすい授業を発信してくれています。

この先生のおかげで、数学が苦手でも安心して電験三種にチャレンジできました。

はいち先生の動画で中学数学までの穴を埋めてから、数学参考書で電気数学の基礎をなんとなく覚えました。

使用した参考書は、後ほどまとめて紹介します。

『理論』『電力』『機械』の勉強方法

『理論』『電力』『機械』の3科目は同じ勉強方法で

・Youtube
・参考書
・問題集
・過去問10年分

の4つです。

『数学』以外でもYoutubeはフル活用していました。

僕が特にお世話になったYoutuberは

電験合格 様

電験合格先生は電験三種の範囲ほぼ全ての授業をアップされており、動画説明欄からオリジナルのテキストも無料でダウンロードできて、本当にお世話になり今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

勉強の流れは

① 科目ごとの電験合格先生の動画を全部見る
② 参考書1冊読む
③ 問題集1周やる
④ 過去問10年分周回
⑤ 苦手なところを参考書と問題集でやり直す

後半は④と⑤をループしていた感じです。

①と②は逆でも良かったのですが、僕は文字を読むのに抵抗があったので初めに動画で目と耳を使って専門用語や勉強する感覚に慣れていきました。

試験直前は過去問周回が主な勉強方法でしたが、項目ごとに勉強できる(例:静電気15問など)問題集を持っていたことが、効率よく苦手を克服できた要因になりました。

使用したテキストは最後にまとめて紹介します。

『法規』の勉強方法

『法規』の勉強方法は

・参考書
・問題集
・暗記アプリ
・過去問10年分

の4つです。

『理論』『電力』『機械』の3科目との違いは、YouTubeで勉強をしていないことと暗記アプリでの勉強をしたことです。

勉強の流れは

① 参考書1冊読む
② 問題集1周やる
③ 過去問10年分周回(2~3周)
④ 暗記アプリをやり込む

試験1か月前ぐらいからは、過去問の計算問題と暗記アプリをひたすらやり込みました。

暗記アプリは600円ぐらいの課金で試験範囲の法律ほぼ全て網羅できるぐらい優秀なので、これから受験する人は必ずダウンロードするべきだと思います。

法改正があった時もすぐにアップデートで対応してくれます。

ダウンロードはこちら

僕は学習進捗率99.6%までやりましたが、試験本番で暗記ものの基本問題は落とす気がしないぐらい力がつきました。

そして、電験合格先生のYouTubeでの勉強をしなかった理由ですが「数年前の動画なので当時と法律が変わっていた」からです。

これから勉強を始める人は『法規』だけは必ず最新の参考書と、暗記アプリで勉強をすることをおすすめします。

その他の資格の勉強でやってはいけないことが知りたい人はこちらもどうぞ▼

使用した参考書&過去問集

最後に、使用した参考書&過去問集がこちらです。

オーム社様の「ゼロからはじめる電験三種」が写っていますが、正直ほとんど使用しませんでした。

僕が使用したのは、ほぼ全てTAC様「みんなが欲しかった」シリーズ、いわゆる「みんほです。

このシリーズの良かった点は

・教科書がフルカラーで見やすい
・絵や図が多くてわかりやすい
・項目ごとに分かれている問題集が科目ごとに付いている
・解説が丁寧

の4点です。

参考書を買う前、本屋に行って色んな参考書を立ち読みした時に、勉強嫌いの僕でも圧倒的にわかりやすいと感じたのがこのシリーズでした。

強いてデメリットを挙げるとすると、2023年夏から試験での過去問の出題率が高くなったので、10年分の過去問だと少し問題数が少ないかなと思います。

ですが、解説が非常にわかりやすいのと実際に僕はほぼこのシリーズだけ合格できたので、テキストを同じシリーズで揃えたい人には過去問集もとてもおすすめです。

まとめ

前編と後編をまとめると

・きっかけは資格手当
・勉強時間は1083時間
・受験回数は4回
・勉強方法はYouTube、アプリも使用
・テキストはみん欲しシリーズ

これから電験三種を取ろうと考えている人に、少しでも参考になれば幸いです。

数学が苦手だけど電験三種に挑戦したい人は、是非こちらも読んでみてください▼

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